Record China 2008年8月4日(月) 20時1分
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8月3日、地球温暖化の影響で、気候の変動が不安定となっている広東省では、過去10年間、干ばつや洪水による自然災害が頻発した。写真は6月26日、台風6号「風神」の被害にあった広東省東莞市。
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2008年8月3日、地球温暖化の影響で、気候の変動が不安定となっている広東省では、過去10年間で干ばつや洪水による自然災害が頻発している。同日付で同省広州市の地元紙「南方日報」が伝えた。
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省水利庁が発表した過去10年(1997年〜2007年)のデータによると、省全域の年間平均降水量は3087億立方メートル、年間平均水資源量は1808億立方メートル。2つの数値では、中国全体でトップクラスにある。しかし、多雨と少雨の変化が著しく、豊水年(97年、01年、06年)と渇水年(99年、03年、04年)を交互に繰り返す状態が続いている。
07年は渇水年で、省全域の年間平均降水量は1569mmだった(前年比25.6%減、例年比11.4%減)。月別降水量の偏りが大きく、6月と8月の降水量は通年の48%を占めたが、7月はわずか4.56%だった(同期の過去最低値)。また、渓流の水が枯れたことで、7月〜8月、省全域では50日近く干ばつ状態が続いた。反対に、梅州や湛江などの地域は6月と8月、大洪水に見舞われた。
今年に入ってからは、多雨化の傾向にある。5月21日〜6月22日、平均降水量は例年同期の倍以上に達する629mmとなり、1951年ぶりに記録を更新。球江デルタが50年に一度の深刻な洪水に見舞われるなか、茂名市、雷州半島の一部地域は干ばつにさらされた。こうした異常気象を受けて、省水利庁の専門家は「水害対策を防災・減災での新たな課題とする」と述べている。(翻訳・編集/SN)
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