Record China 2008年8月1日(金) 17時8分
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7月31日、「中国革命の父」と呼ばれる孫文について、韓国で「朝鮮民族の血統を持っている」という学説が発表され、物議を醸している。写真は上海市の孫文旧居記念館。
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2008年7月31日、韓国の成均館大学歴史学部の教授が、「中国革命の父」と呼ばれる孫文(そんぶん)に関する研究結果を発表し、孫文が朝鮮民族の血統を持っていると主張した。これに対し、ネット上では不快感を示す声が挙がっている。新民晩報の報道。
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韓国・朝鮮日報の記事によると、学説は孫文の家系図と、中国人の氏名に関する古書を研究した結果導き出されたもので、中国で孫氏と名乗る一族は、紀元前1000年ごろに朝鮮半島南端から招聘された軍隊だったとするもの。また、孫文一族の生活様式には明らかに朝鮮文化の色彩が見られ、孫家の家系図においても朝鮮文字を用いた外来文字が多用されており、これらが、孫文の血統が朝鮮系であることを示す重要な根拠になっているという。
孫文(1866〜1925年)は、中国人が一心に尊敬を寄せる偉人である。清朝を打倒して辛亥革命を起こし中華民国の初代大総統に就任、近代中国への扉を開いた。その功労から、台湾では「国父」とも呼ばれている。
そのような歴史上の人物に飛び出した今回の学説について、孫文の故郷である広東省中山市の市委は「この件について関係部門や市民からの反応は聞かれていない」、孫文旧居記念館は「学説の詳細を確認していないので何とも言えない」としているが、一般市民の反応は「不快感」に傾いている。
国内の某サイトでは3747人のユーザーにアンケートを実施。回答者のうち、11%が「何らかの報復措置を」と、9%が「集団抗議をすべき」と不満の意を表明している。その他、33%が「相手にしなくてよい」、45%が「中国文化をもっと外国にアピールすべき」としている。(翻訳・編集/愛玉)
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