新駐日代表に「知日派」楊永明氏―台湾

Record China    2008年8月1日(金) 11時49分

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28日、台湾の馬英九総統が、国家安全会議諮問委員の楊永明氏を、新たな駐日代表として指名した。写真は馬英九総統。

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2008年7月31日、台湾の駐日大使に相当する「台湾駐日代表」が、尖閣諸島での漁船追突・沈没事故を受けて6月に辞任し、そのまま空席となっていた問題で、28日、台湾の馬英九(マーインジウ)総統が、国家安全会議(国安会)諮問委員の楊永明(ヤン・ヨンミン)氏を駐日代表として指名した。楊氏は馬総統の対日政策における右腕で、日台関係の修復に対する期待が伺える。国際先駆導報の報道。

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今年6月10日に尖閣諸島の魚釣島沖で、台湾の漁船と海上保安部の巡視船が衝突し漁船が沈没した件で、台北駐日経済文化代表処の許世楷(シュー・シーカイ)代表が召還されたのを機に辞任して以来、駐日代表のポストは空席になっていた。新たに着任する楊永明(ヤン・ヨンミン)氏は、知日派として知られ、馬政権における外交政策の重鎮とされている。日本語が堪能で、妻は日本人である。

台湾のメディア・中国時報は、馬総統が昨年11月の訪日時に、釣魚島が台湾の領土であることを主張したほか、総統就任演説で対日政策について一言も触れなかったことや、その中国寄りの政策などから、これまで「反日」の印象がぬぐえなかったが、今回の人事で対日重視の姿勢を見せたとしている。

さらに、馬総統はこのたび、外交部、経済部、教育部、農業委員会などから幹部を招集して「対日政策チーム」を組織、国安会の蘇起(スー・チー)事務総長を議長として7月31日に第1回会議を開催すると伝えられた。(翻訳・編集/愛玉)

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