Record China 2008年7月31日(木) 19時23分
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7月29日、「50年後に人類は絶えてしまう」―中国の生殖医学の専門家が全世界で精子数の減少が報告されていることに憂慮。国内の精子バンクでも健康な精子が極端に欠乏しているという。資料写真。
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2008年7月29日、「このような状態が続けば、50年後には人類が絶滅危惧種になる」―中国衛生部中日友好医院男性科主任医師で15年間精子レベルの研究に従事している曹興午(ツァオ・シンウー)教授は22日、健康情報誌「生命時報」のインタビューを受けてこのように語った。
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曹教授は最近の報告として、上海の精子バンクで医学的検査の結果「健康」と判断された精子の持ち主は提供者の約2割しかなく、北京にいたってはわずか15%でしかなかったことを挙げ「事態は予想以上に深刻」だと指摘。2003年のWHOの報告によると、1940年に全世界平均で1mlあたり1億1300万個あった精子数が、03年には62%減少して平均5000万個しかなかったという。
人間男性の精子数が世界規模で激減しているのは明らかで、北京協和医院泌尿器外科主任の李宏軍(リー・ホンジュン)医師も「10数年前には夫婦100組のうち5組から8組が不妊症と診断されていたが、ここ数年は10組以上。その原因も夫側に問題があるケースがほとんど」と証言。ストレスや飲酒、喫煙、環境ホルモン、サウナ、電化製品の電磁波などがその原因としてあげられているが、米国とインドの医師が行った最新の研究では携帯電話の長時間使用が精子減少の大きな要因であると報告されている。(翻訳・編集/本郷)
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