<刃物男><続報>理由不明のまま初公判延期、五輪配慮か―上海市

Record China    2008年7月31日(木) 17時44分

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7月30日、今月1日に上海市で発生した「刃物男」による警察署襲撃事件の初公判は、上海市第2中級人民法院で29日に開廷される予定だったが、理由も明らかにされないまま延期されたという。写真は楊容疑者と事件後の様子。

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2008年7月30日、今月1日に上海市で発生した「刃物男」による警察署襲撃事件の初公判は、上海市第2中級人民法院で29日に開廷される予定だったが、理由も明らかにされないまま延期されたという。「華龍網」などが伝えた。

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事件は、楊佳(ヤン・ジア)容疑者が上海市閘北区の警察総合庁舎前を火炎瓶で襲撃後、制止に入った警備員を負傷させ、警察署内に刃物とハンマーをもって押し入り、警察官6人を殺害したもの。被害者の多さとともに、警察への復讐説が取りざたされた因果関係や、警察の防備体制の弱さが世間の不安を引き起こすなど、注目を集めていた。

同人民法院事務所の責任者は「29日に開廷される予定だったが延期となり、現段階ではいつ開廷されるかはまだ決まっていない」と話す。

多くの関係者は「世間だけでなく、政府の関連部門も大きな関心を寄せている事件なので、慎重にならざるを得ず延期されたのだろう。他の敏感な案件と同じく、初公判は五輪終了後まで持ち越されることになる」との見方を示している。

一方、容疑者の弁護士は、手続き上の問題があるとして公安局および検察機関に異議を唱えているが、ある法廷関係者は「いつ開廷されるとしても、規定どおり『公開審理』される」と公正さを強調しているという。(翻訳・編集/HA)

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