<バス連続爆破>テロ対策はデマとの戦い―雲南省昆明市

Record China    2008年7月30日(水) 11時47分

拡大

29日、雑誌・南方人物週刊は雲南省昆明市のバス連続爆破事件に関する広報業務に追われる雲南省公安庁広報課の黄勇課長のインタビューを掲載した。写真は爆破事件現場。

(1 / 8 枚)

2008年7月29日、雑誌・南方人物週刊は雲南省昆明市のバス連続爆破事件に関する広報業務に追われる雲南省公安庁広報課の黄勇(ホアン・ヨン)課長のインタビューを掲載した。

その他の写真

取材が行われたのは23日、爆破事件の翌々日となったが、ほかの警察官同様、黄課長も仕事に忙殺され疲れきった様子だった。前日は午前4時半にどうにか眠ることができたが、2時間後には新聞記者からの電話でたたき起こされてしまったという。

インタビューでは事件発生直後からの仕事について黄課長に尋ねた。朝7時5分に事件が発生した後、7時50分には連絡を受け情報収集を開始。8時15分には2件目の爆破が伝えられ、社会秩序に対する重大事件だと悟った黄課長はただちに緊急情報公開体制を発令した。

中央の公安部からも指示があったが、事件で最も恐ろしいのデマが広がりパニック状態が発生すること。それを防ぐためには速やかな情報公開が欠かせないという。そこで事件から2時間後には第1回のオフィシャルリリースを流し、以後も各マスコミの報道に適時訂正を加えるなどの仕事に追われたという。

さらに21日夜にはインターネットを巡回し、ネットユーザーが事件の何に疑問を持っているのか調査、翌日の記者会見での説明内容を検討するなど、仕事は次から次に出てきたようだ。大変ですねとの記者の言葉に「捜査班はもっと大変です。事件を解決しなければこの忙しさから解放されることはないでしょうね」と黄課長は答えた。(翻訳・編集/KT)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携