<中華経済>政策目標を軌道修正、景気下振れ回避へ―中国

Record China    2008年7月28日(月) 16時51分

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28日、、中国人民銀行(中央銀行)は27日、マクロ調整の優先課題を「安定した比較的速い経済成長の継続」と「物価の速すぎる上昇の抑制」とする方針を発表した。これまでの政策目標だった「景気過熱の抑制」と「インフレ防止」からの軌道修正となる。

2008年7月28日、28日付新京報によると、中国人民銀行(中央銀行)は27日、マクロ調整の優先課題を「安定した比較的速い経済成長の継続」と「物価の速すぎる上昇の抑制」とする方針を発表した。これまでの政策目標だった「景気過熱の抑制」と「インフレ防止」からの軌道修正となる。

人民銀貨幣政策委員会がこのほど開催した定例会議で決定した政策内容の一部を発表した。定例会議は、「国際市場の金融不安が、我が国の輸出業と経済全体の成長に下振れリスクをもたらした一方で、上半期のCPI(消費者物価指数)は前年同期比7.9%上昇し、依然として高い水準にある。景気下振れリスクとインフレ圧力が同時に存在する情勢下、マクロ調整の方向に注意しなければならない」とする内容で意見が一致した。

今回の会議では、貨幣政策の重点課題として07年第4四半期から掲げられていた「緊縮的な貨幣政策の継続」といった言葉が初めて提示されなかった。インフレが収まらない中で、景気を下支えする難しいかじ取りを迫られている格好が浮き彫りとなった。(翻訳・編集/HI)

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