<北京五輪・関連>視界不良、大気汚染の因果関係を否定―当局

Record China    2008年7月28日(月) 9時8分

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26日、北京市環境保護局は、北京五輪組織委員会の「空気の質」に関する会見で、北京市の大気汚染を懸念する外国記者の質問に答えた。写真は23日、北京五輪競技場の「鳥の巣」と「ウォーターキューブ」。

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2008年7月26日、北京市環境保護局の杜中少(ドゥ・シャオジョン)副局長は、北京五輪組織委員会が開いた「北京市の空気の質」に関する報告会見で、北京市の大気汚染を懸念する外国記者の質問に答えた。同日付で中国新聞社(電子版)が伝えた。

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席上、外国記者から「数十メートル先から、国家体育場(鳥の巣)や国家水泳センター(水立方:ウォーターキューブ)がはっきり見えないのは、空気の質が悪いせいではないか」との質問があがった。これに対し、杜副局長は「晴天と空気の質は、関連性はあるがイコールではない。肉眼的な感覚ではなく、観測データを重視している」と否定。

さらに、英BBCサイトが今月8日付で掲載した写真について、「確かに、北京市は空気の質を改善する必要がある」と認めつつも、「暗いカラーの写真を使って、大気汚染を問題視しているが、これだけを根拠とするのは、非科学的と言わざるを得ない」と述べた。

なお、北京市気象局の補足説明によると、6月下旬から、霧がかかった天気が続いているという。また「五輪期間、いかに空気の質を保証するのか」との質問に、同副局長は、大気汚染対策や空気の改善状況などを説明したうえで「われわれは五輪開催期間、空気の質を保証できる。また、国際五輪委、関連の医学委員会もすでに同じ結論に達している」と答えた。(翻訳・編集/SN)

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