抗日指導者が10元硬貨の「顔」に、「蒋介石」から交代―台湾

Record China    2008年7月21日(月) 16時1分

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20日、台湾メディアは10台湾ドル硬貨のデザインが現在の蒋介石から日本植民地期の抵抗運動指導者・蒋渭水に変更されると報じた。写真は台湾ドル。

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2008年7月20日、台湾メディアは10台湾ドル硬貨(約35円)のデザインが現在の蒋介石(ジャン・ジエシー)から日本植民地期の抵抗運動指導者・蒋渭水(ジャン・ウェイシュイ)に変更されると報じた。台湾網が伝えた。

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新たに発行された10ドル硬貨は色、大きさともに現在とほとんど変わらない。唯一の大きな変更点は刻印されている肖像の交代。蒋渭水の肖像使用に関しては台湾中央銀行内部でも反対意見が強かったが、馬英九(マー・インジウ)政権の強い要望に押し切られる形となったという。

蒋渭水は台湾文化協会及び台湾民主党の創設者で、最も重要な植民地期台湾の抗日運動指導者と評価されている。治安維持法違反などで10回以上投獄されたが、運動を続け、1931年にわずか41歳の若さで死去した。反日的性格が強いと指摘される馬英九政権だけに硬貨デザインの変更は大きな波紋を呼ぶ可能性がある。(翻訳・編集/KT)

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