中国人から王座奪った日本人ボクサー、まだバイトしていた!―中国メディア

Record China    2017年11月16日(木) 19時40分

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15日、捜狐体育は、中国人選手を破ってWBO世界フライ級新王者となった木村翔が、チャンピオンのイメージとはかけ離れたバイト生活を続けていることを伝えた。写真はタイトルマッチの様子。

2017年11月15日、捜狐体育は、中国人選手を破ってWBO世界フライ級新王者となった木村翔が、チャンピオンのイメージとはかけ離れたアルバイト生活を続けていると伝えた。

記事によると、北京・ロンドン五輪金メダリストで同級王者だった鄒市明(ゾウ・シーミン)に7月のタイトルマッチで勝利した木村は、荒木運送という運送業者で卸業者の酒を飲食店に運ぶアルバイトをしている。週4日、午前7時前に出社して1日のスケジュールを確認。25キロ以上あるビールタンクなど、各種酒類の箱などを50点あまりを1日10軒ほどの店に届けているという。

記事は、「木村は現在も家賃5万円ほどのアパート暮らしで、携帯電話の画面は割れ、トレーニングシューズはボロボロ。飾るスペースがない金色のチャンピオンベルトは箱にしまわれ寝床の下に置いてあるが、その上にはいろいろな物が乗っていた。軒先にある約5万円の電動アシスト自転車は、王座奪取後に自分へのプレゼントとして買ったものとのことだ」と紹介した。

また、「木村が所属する青木ジムは東京・高田馬場付近にある小さなジム。設備は古く、多くが錆びており、壁にはパンチの跡も見られる。鄒との試合の際に得られた支援金は、最も多いものでも2万元(約34万円)に満たず、全てのスポンサーによる支援金を集めても、微々たるものだった」とし、「王座奪取後、ジムは木村の記念Tシャツを作って売り出した。売り上げは山分けとのことだが、リングの外でシャツにサインをして売る木村は、縮こまって見える」とした。

記事は最後に、「世界チャンピオンになった木村だが、日本では今でも一般庶民として生活しているのである」と伝えている。(翻訳・編集/川尻

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