Record China 2008年7月16日(水) 14時29分
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7月15日、内モンゴル自治区の鳥梁素海で黄藻が大量に発生し、生態環境を脅かしていることが分かった。現地政府の関連部門は水質改善など多くの措置を実施して、生態維持に努めていくという。写真は7月4日、藍藻が大量発生した江蘇省無錫市の太湖。
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2008年7月15日、新華ネットによると、黄河流域最大の淡水湖・内モンゴル自治区の鳥梁素海で黄藻(おうそう)が大量に発生している。現在は水面の3分の1を覆うに至り、生態環境を脅かしているという。
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鳥梁素海でこのように黄藻が大量発生したのは今回が初めて。黄藻は繁殖能力旺盛で、水質汚染を引き起こし、魚類や水中植物の生育に悪影響を与えるほか、黄藻で水面が覆われることで水鳥がエサを確保できず、その存亡が危ぶまれているという。この水藻には異臭を放つ黄色い海綿状の物質が付着しており、周囲への悪臭も問題となっている。
同地では今年5月に黄藻が発生し始め、7月になると気温の上昇に伴い蔓延し、現在は水面の6万ムー(約4000ヘクタール)を覆うに至った。湖水の化学検査の結果、湖水の富栄養化と気温の上昇が黄藻の大量発生を招いたことが分かった。
現地政府の関係部門は、水質改善、藻の引き上げ、送水などを行い、湖水の循環経路工事など多くの措置を実施し、鳥梁素海を含む自然保護区の生態維持に努めるといいう。(翻訳・編集/汪葉月)
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