<北京五輪>「ボイコットは過ち、対話が必要」、開会式参加の理解求める―仏大統領

Record China    2008年7月12日(土) 15時49分

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10日、フランスのサルコジ大統領は五輪ボイコットは過ちと主張、北京五輪開会式への参加に理解を求めた。一方で8月中旬に訪仏予定のダライ・ラマ14世と面会する意向を示した。再び仏中関係が緊張することが予想される。写真は北京五輪聖火リレー。

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2008年7月10日、欧州議会に出席したフランスのサルコジ大統領は北京五輪開会式への参加を決めたことについて触れ、五輪ボイコットは過ちだと主張。一方で8月中旬に訪仏予定のダライ・ラマ14世と面会する意向を示した。再び仏中関係が緊張することが予想される。環球時報が伝えた。

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9日、洞爺湖サミットに参加したサルコジ大統領は胡錦濤(フー・ジンタオ)国家主席と会談、北京五輪開会式に参加することを表明した。サルコジ大統領の決定は欧州議会で反発を呼んでいる。欧州議会のダニエル・コーン=ベンディット議員は「フランス製品を売るために開会式に参加するなど、赤っ恥だ」と批判した。サルコジ大統領は「五輪ボイコットという形で中国を侮辱することが人権尊重の最善の道だとは思わない」と反論、直接対話を重ねるべきだと強調した。

一方で8月中旬にも訪仏予定のダライ・ラマ14世とは会談する意向を示した。孔泉(コン・チュエン)駐仏中国大使は「ダライ・ラマ14世との会談はフランスの対中投資、輸出に影響を与え、最悪の結果をもたらす」と警告しており、開会式参加表明で回復軌道に乗るかと見られた仏中関係が再び緊張する可能性が高まっている。(翻訳・編集/KT)

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