2008年7月4日、「人民網」は、動画投稿サイト「我楽網（56．com）」が閉鎖されてから1か月を追跡、報道した。

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6月4日、中国の三大動画投稿サイト「56．com」が突然閉鎖された。それから1か月余り、大量のユーザーがライバルである「土豆（Tudou．com）」「優酷（Youku．com）」に流れたことで、6月全体のアクセス率/日は8割も減少。同時に、サイトアクセスランキングでは、3か月前まで平均110位だったのが、1000位まで後退した。

「サイト経営は絶望的」と同業者の見方は厳しい。以前「Tudou．com」が一日閉鎖の処分を受けたケースを引き合いに、「たった1日で、Youku．comへのアクセス数が激増した。1か月の閉鎖ともなると」と切り捨てた。IT専門調査会社である計世資訊（CCW Research）の楊玲（ヤン・リィン）アナリストも「現在、動画投稿サイトは、ユーザーを取り込み、商業モデルを開拓している段階。一度離れたユーザーは戻ってこない」と辛口コメント。

公開資料によると、「56．com」の調達資金は、セコイアキャピタル（Sequoia Capital）、ディズニー傘下のスチームボートからの1000万ドル、そしてHIKARIプライベート・エクイティ（HPE）、SIG社などからの2000万ドル。つまりは、3000万ドル（約2億500万元。日本円にして約30億7500万円）の融資を受けていることになる。離れてしまったユーザーを呼び戻すのに、さらにどのくらいの追加融資が必要なのか―？サイト再開には、すでに暗雲が立ち込めている。（翻訳・編集/SN）