<北京五輪>セーリング競技の海域で30万トンの緑藻を除去―山東省青島市

Record China    2008年7月5日(土) 19時7分

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7月3日までに、青島市では人民解放軍兵士や民間人1万人以上を動員し、30万t近くの緑藻を除去した。

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2008年7月4日、山東省青島市ではこれまでに中国人民解放軍兵士や民間人1万人以上を動員し、船1200隻、重機220台以上を投入して緑藻の除去作業にあたっている。3日までの除去量は30万t近くにも上る。新京報が伝えた。

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同省の日照、煙台、威海の3市では、所轄海域内の緑藻をオイルブロックで封鎖し、青島海域に緑藻が漂流しないよう防止策をとっている。青島市海洋漁業局の最新観測結果によると、6月末に比べ、青島近海で発生している緑藻の分布範囲は拡大しているものの、その厚みは減っているという。

同市では北京五輪のセーリング競技が行われるが、競技に使用される海域は49.48平方キロメートル。現在、緑藻の発生面積は15.86平方キロメートルで、総面積の32.05%となっている。そこで、国家海洋局、人民解放軍、山東省、青島市は「青島セーリング競技海域海洋自然災害事件応急指揮部」を結成し、緑藻の処置にあたることとなった。青島海洋漁業局の王淑蓮(ワン・シュウリエン)副局長によると、セーリング競技の海域を外、中、内海域の3つに分け、3種類の方法で処理にあたるとしている。外海域は漁業網を使って除去し、一日の処理能力は800〜1200t。中海域も漁船の網を使用し、一日の処理能力は100t以上。内海域は漁船を毎日620隻出し、手作業で除去作業にあたる。(翻訳・編集/中原)

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