農業部幹部、海外での食糧確保政策を否定―中国

Record China    2008年7月5日(土) 12時28分

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7月3日、中国農業部国際合作司の李正東司長は記者会見で、「海外で食糧を確保し国の食糧安全を保障しようとしている」という一部報道を否定し、国際的な農業協力は途上国の農業生産促進を目指したものと述べた。資料写真。

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2008年7月3日、中国新聞社によると、中国農業部国際合作司の李正東(リー・ジョンドン)司長は、胡錦濤(コ・キントウ)国家主席の洞爺湖サミット参加に先立ち開かれた記者会見で、「中国はこれまで、海外での食糧確保に関して何らかの措置を採用したり、政策を決定したり、命令を下したことはない」と発言した。

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また、「中国は海外での食糧確保により国の食糧安全保障を図ろうとしている」との一部報道に対して、「事実に反する」と否定した。

 

李司長によると、中国が展開する国際的な農業協力について、その目的は、途上国と共同で農業生産の発展を促進することにあり、生産レベルと能力を向上させ、途上国の食糧安全問題を解決することだという。

中国が現在実施する食糧輸出制限に関して、李司長は「13億人の食糧確保は中国が直面する重大な任務。農産品の輸出入はこれまで正常に行われており、制限措置は臨時的なもの。中国は国内の食糧問題を解決すると同時に、世界の食糧問題に対しても引き続き貢献していく」と述べた。

(翻訳・編集/汪葉月)

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