万里の長城、年内にも精密測量完了か=デジタル化計画も―中国

Record China    2008年7月5日(土) 11時21分

拡大

3日、各ハイテクを駆使した万里の長城の正確な測量が行われており、年内にも完了する見通しが明らかになった。“デジタル長城”として、ネット上にその姿を再現する計画になっているという。写真は08年長城の最西端、甘粛省にある嘉峪関。

(1 / 6 枚)

2008年7月3日、新華網によれば、万里の長城を各ハイテクを駆使して正確な測量が行われており、年内にも測量が完了するかもしれないことが、3日から開催されている第21回国際測量会議で明らかになった。

その他の写真

宇宙空間からも肉眼で観測可能な建造物とされる万里の長城だが、06年から中国国家文物局と中国測絵局(測量局)が長城の測量を開始。全地球測位システム(GPS)や地理情報システム(GIS)などの技術も駆使し、位置や長さ、高度など、現在の長城の正確な測量が行われているという。

専門家によれば、現在行われている測量調査では、ハイテクによる測量・製図が用いられており、長城には破損が進んでいる場所も多いが、こうした部分も含めて航空機によるリモートセンシングで観測され、地形や土壌から長城の位置を確定するという。また、GISを利用して本来の長城の姿を復元、GPSで正確な位置や高度などを特定し、“デジタル長城”として、ネット上にその姿を再現する計画になっているという。(翻訳・編集/岡田)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携