水質汚染で市民の飲用水不足!巨費投じ洛陽市から引水―河南省鄭州市

Record China    2008年7月4日(金) 21時44分

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7月3日、河南省鄭州市で使用される生活用水のうち、7割を占める黄河の水質が年々悪化。飲用水には適さなくなったため、同市水利局は13億元を投じて洛陽市から水を引き込む計画。写真は06年の黄河。

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2008年7月3日、河南省鄭州市政協常委会議が6月27日に開催され、同市水利局の陳松林局長は今年中に同省洛陽市にある陸渾ダムから水を引き込む工事に着手すると発表。「河南商報」が伝えた。

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鄭州市では毎日100万tの水が市民の生活用水に使用されているが、うちの70万tが黄河の水で、30万tが地下水をくみ上げた井戸水である。近年、黄河の水質悪化は著しく地下水の汚染も広がっているため、市民の飲用水確保が困難な状況が続いている。かつて「鄭州の水がめ」といわれ主な水源地であった西流湖は、水源が断たれたうえに上流にある観光地からの汚水が流れ込み、今では悪臭の漂う「死の湖」となってしまった。鄭州市ではこのほかにも水源となっている5条の川の水質検査を行ったが、飲用水として合格した箇所はゼロ。

こうした深刻な水不足を解決するため、同市水利局は13億元(約195億円)を投じて洛陽市のダムから水を引き入れる計画を立て、今年中にも工事を始める。計画によると鄭州市民は3年以内に安心安全な洛陽の水が飲めるようになるという。(翻訳・編集/本郷)

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