「警察官も安全に歩けない」五輪直前、社会不安広がる?―中国

Record China    2008年7月4日(金) 15時16分

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7月1日、公安当局が襲撃され警察官6人が刺殺されるなど、オリンピックを目前に控えながら、中国では社会不安が広がっている。写真は5月12日、四川大地震発生直後の上海市内。

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2008年7月1日、蘋果日報によれば、オリンピックを目前に控えながら、中国では社会的な矛盾が激化しているという。

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1日、北京出身の男(28歳)が上海の公安当局を襲い、放火の上、警官ら6人を次々に刺殺するという事件が発生した。男は2007年10月に窃盗の容疑で取り調べを受けており、その際の怨恨による犯行だという。市公安局長など関係部門が事件への対応を行うとともに、上海当局は同様の事件が再発しないよう、治安維持の強化を指示している。

事件を受け、ネット上では「オリンピック開催を目前にしながら、警察官でさえ身を守ることができない」など、安全を不安視する意見が続出している。ある人は「腐敗した警察は役に立たない」とし、ある人は「社会的な矛盾が激化しており、さらに大きな不満が爆発するのではないか」と指摘する書き込みも見られる。また、今回の事件を起こした男に同情する書き込みも多数あり、事件発生の背景には、数々の社会問題が山積していることをうかがわせる。

今回の事件直前の先月28日には、貴州省で性的暴行の上少女が殺害されるという事件をきっかけに抗議暴動が発生しているほか、近年は性的暴行事件や強制立ち退き、保障問題などをきっかけとする抗議デモ、暴動などが各地で発生している。(翻訳・編集/岡田)

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