75%の当事者が自身で事故処理、渋滞緩和に効果―北京市

Record China    2008年7月3日(木) 17時50分

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7月1日、北京市は1年前に交通事故を迅速に処理するための規定を施行したが、市内で発生した交通事故の75%を当事者自身が処理し、渋滞緩和にもつながった。五輪での交通事故規定にも期待が集まる。写真は04年5月18日、湖北省襄樊市で起こった交通事故。

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2008年7月1日、北京市交通管理局によると、昨年7月1日に北京市は交通事故を迅速に処理するための規定を施行したが、市内で発生した交通事故の75%を事故当事者が処理を行い、渋滞の緩和に効果があったとした。中国新聞社が伝えた。

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北京市の交通管理局によると、自動車台数の激増にともない事故が発生すると激しい渋滞を生む。これに対応すべく北京市は昨年7月1日に「自動車交通事故快速処理弁法(試行)」を施行した。この規定によれば物損事故の場合、当事者は現場を離れ、直接保険会社に行き賠償などの手続きを行うことが定められている。

交通管理局の責任者によると、施行以来一年間、自分で事故処理を行う当事者は3割増え、75%の事故が当事者によって処理された。結果として交通渋滞も60%減少し、市内道路の効率を高めることとなった。

同時に、市内保険会社は賠償手続きを簡略化し、今までは手続きに50日前後を要していたのを22日前後まで短縮することができた。この一年間で50万件の手続きが行われ、全ての案件で示談に至っている。

また、北京五輪期間については、交通をスムーズに保つため、軽微な交通事故であれば、即座に現場を離れなければならないとする規定が6月29日に公布されており、この一年の成果から見て有効性が期待される。(翻訳・編集/小坂)

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