国産旅客機「新舟600」第一号が完成―中国

Record China    2008年6月30日(月) 17時3分

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29日、中国が開発した国産旅客機「新舟600」の第一号が完成した。今年9月にはテスト飛行が予定されている。写真は国産ジェット旅客機「ARJ21−700」。

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2008年6月29日付「中国新聞網」によると、中国航空工業第一集団(中国一航)有限責任公司が開発した国産旅客機「新舟600」の第一号が完成した。今年9月にはテスト飛行、11月には第7回珠海国際航空航天(宇宙)博覧会への出展が予定されている。

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「新舟600」は、現在販売されている「新舟60」を全面改良した新型のターボプロップ機。飛行性能に加えて経済性、省エネ・環境適合性を追求し、同集団傘下の西安飛行機工業(集団)有限責任公司が3年かがりで開発した。販売は09年下半期の予定で、これにより、内外市場の競争が一層激化すると見られる。

同集団の林左鳴(リン・ズオミン)総経理は、「この完成は始まりにすぎない。現在、60〜70人乗りの旅客機“新舟700”を開発している」と語り、5年後には新舟60、新舟600、新舟700とシリーズ化を図り、世界レベルのターボプロップ機メーカーを目指すと意欲を示した。

近年、中国では航空運輸業の発展が目覚ましく、世界的な航空大国に成長しつつある。その中で、国産ブランド機の開発は、航空業界人にとって夢となっている。(翻訳・編集/SN)

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