報復?人種差別?中国系食品工場、破壊され操業不能に―フランス

Record China    2008年6月30日(月) 12時22分

拡大

29日、フランスにある中国資本のマッシュルーム生産工場が22日、侵入した何者かにより工場内の発電装置などを奪われたうえ、各設備や壁、窓などを徹底的に破壊され操業不能に陥った。写真は聖火事件で影響を受けた湖南省のデパート。

(1 / 5 枚)

2008年6月29日、「中国新聞網」は欧州に住む中国系住民のための新聞「欧州時報」と「欧洲聨合週報」からの転電として、在仏中国系マッシュルーム生産工場が不法に侵入した何者かにより徹底的に破壊されたと報じた。

その他の写真

被害にあったマッシュルーム生産工場は、フランスのVilliers ADAM市にあり、今年で創業5年。中国人経営者の林さんが400万元(約6000万円)を投じ、2年の歳月をかけて設立した。仏メディアにもたびたび紹介され、同市で開催される行事には必ず招待されるほど現地と友好的関係を保っていたという。しかし、2年前に当初から働いていた中国人技術者8人が契約満了で帰国すると、代わりの技術者が見つからず昨年から操業停止状態に。

林さんは、技術者が集まりしだいすぐに操業再開できるよう常に工場を守ってきたが、今月15日から林さん経営のレストランのあるパリに滞在。22日午後4時ころ、同工場に戻り惨状を目にした。犯人は工場の窓から侵入。持ち運べる大きさの機材や金目のものはすべて持ち去られ、マッシュルームを生育する設備や給水システム、配電ケーブルなどはすべて完全に破壊されていた。壁や床もはがされ、犯人のものと思われる糞便も残されていた。

現地警察は、犯人は複数とみて捜査を続けている。その悪質さから人種差別主義者による卑劣な犯行である可能性もあり、在仏中国大使館も捜査の行方に重大な関心を持っているという。(翻訳・編集/本郷)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携