<撲滅デー>「麻薬王」ら4人が銃殺刑―雲南省昆明市

Record China    2008年6月28日(土) 3時16分

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26日、麻薬乱用撲滅デーにあたる本日、雲南省昆明市で麻薬の密売にかかわった4人の銃殺刑が執行された。そのうち韓永万は「麻薬王」と呼ばれた最重要人物。写真は07年1月、昆明市中級法院に出廷する同被告。

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2008年6月26日、中国新聞網によれば、麻薬乱用撲滅デーにあたる26日、雲南省昆明市で麻薬の密売にかかわった「麻薬王」韓永万(ハン・ヨンワン)など4人の銃殺刑が執行された。韓永万は「ゴールデントライアングル」で活動する麻薬密売組織の最重要人物として中国警察当局から指名手配されていた。

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韓は、1970年、雲南省徳宏タイ族チンポー族自治州隴川県の農村に生まれた。家は貧しく、17歳のときに家出し、単身ミャンマー(当時はビルマ)へ移り住んだ。当初は、アルバイトをして、まっとうに生計を立てていたが、90年代初め頃から自動車の密売や賭博に関与するようになり、その後、麻薬の密売にも手を染めた。麻薬の密売が成功したことで、韓の名は裏社会で絶大なものとなり、わずか数年で「ゴールデントライアングル」麻薬密売組織の頭目に成り上がっていたという。

2006年8月、中国、ミャンマー、ラオス、タイの4か国が協力して、韓と側近らを逮捕。10月には、韓らの身柄は中国の昆明へ移送された。07年1月18日、昆明市中級人民法院の1審で韓に死刑判決が下されたが、韓は不服を申し立て上訴。韓は一貫して麻薬取引への関与を否定したが、08年6月12日、雲南省高級人民法院から最終判決が下され、死刑が確定していた。(翻訳・編集/岡田)

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