貴重な少数民族の言語を研究するセンターを設立―中国

Record China    2008年6月27日(金) 10時21分

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26日、少数民族の言語に対する動態観測と研究を目的とした専門機関として、国家言語資源観測・研究センターに少数民族言語専門センターが新たに設立された。写真は貴州省の水族が保存している文字。

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2008年6月26日、中国新聞網によれば、国家言語資源観測・研究センターに少数民族言語専門センターが新たに設立されたことが、国家民族委員会ウェブサイトで明らかになった。同センターでは、少数民族言語に関する動態観測、研究が行われる。

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民族委員会の呉仕民(ウー・シーミン)副主任は、言語は重要な国家資源のひとつで、それ自体がひとつの文化的現象であり、重要な歴史的文化情報が含まれていると指摘。専門家の統計によれば、全世界で毎年およそ80種類の言語が失われており、中国の80〜110種類におよぶ少数民族言語でも絶滅の危機に瀕している言語があるという。同センターの発足は、中国国内のみならず、世界的規模での少数民族言語研究の交流に寄与するものと期待されている。

同センターは教育部語言文字情報管理局、国家民族委員会教育科学技術局、新聞出版総署と中央民族大学が協力して設立し、中央民族大学中国少数民族語言文字情報化プロジェクト研究センターに設置された。主な活動内容は、少数民族言語に対する動態観測と研究で、研究成果は国家語言文字工作部門を通じて公開されるという。(翻訳・編集/岡田)

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