裁判では国民の生活重視、ネットで民意収集を―中国

Record China    2008年6月24日(火) 16時36分

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23日、中国の最高人民法院は各法院に対し判決には人民の生活を重視するよう指示。インターネットを活用して広く意見を求め、民意を反映しながら司法政策を調整するよう求めた。写真は最高人民法院。

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2008年6月23日、中国の「人民網」によると、最高人民法院の王勝俊(ワン・ションジュン)院長はこの日開かれた「全国高級法院(高等裁判所)院長会議」の席上、裁判では国民の生活保障に重きを置くよう心がけ、インターネットを充分に活用して国民からの問い合わせやメール、告訴や再審要求などに応じるシステムを構築するよう強く求めた。

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王院長はさらに教育、医療、就業、社会保障、住居などの民事裁判では司法手段によって国民の権益を守るよう言及。資源やエネルギーの節約や環境保護に関する事案では、契約法や物権法、会社法などを整備して国民の生活環境に対する司法の保護力を高めることが必要だとしている。また民事訴訟法も改正して現在の訴訟難、再審難を解決するとした。

人民最高法院は今後「健全巡視制度」を取り入れ、法院以外の主要部門の指導者や幹部らによる裁判の監督を実施。公安、検察、金融、工商、監察、新聞などの部門と連携して法の執行難を解決するとともに、積極的に民事裁判の判決文をインターネット上に公開するなどの司法公開制度と社会評価制度を確立していくという。(翻訳・編集/本郷)

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