Record China 2008年6月22日(日) 7時10分
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20日、北京市郊外の8000ムー(約530ヘクタール)に及ぶ田畑、山林などに、人工飼育した180万匹以上のカマキリを放ち、農作物などを荒らす害虫を駆除するという壮大なプロジェクトが行われている。資料写真。
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2008年6月20日、「新華網」の報道によると、北京市郊外の8000ムー(約530ヘクタール)に及ぶ田畑、山林などに、人工飼育した180万匹以上のカマキリを放ち、農作物などを荒らす害虫を駆除するという壮大なプロジェクトが行われている。
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中国検験検疫科学研究院食品安全研究所の研究員・陳(チェン)さんによると、カマキリを利用した害虫駆除は同研究院のプロジェクトの1つで、今回は人工飼育した180万匹という大量のカマキリを使って最終段階のテストを行っているとのこと。
同地区の農業関係者は「昨年から小麦の生育にカマキリを利用し、完全無化学肥料、無除草剤を実施したところ、1ムー(約0.067ヘクタール)あたりの収穫が400kgという好結果が得られた。また、カマキリの害虫駆除効果で、農薬の使用量も大幅に削減できた」とカマキリ効果にホクホク顔だ。
国家標準化管理委員会の張建偉(ジャン・ジエンウェイ)副主任は今回のプロジェクトについて「益虫の利用は、地球に優しい農業実現のための有効な手段の1つだ。農薬の使用量が減れば土壌汚染の進行に歯止めがかかり、生態環境などに非常に重要な効果を及ぼす」と絶賛している。(翻訳・編集/HA)
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