米コンテナ船から大量の「電子ゴミ」、最終目的地は広東省―香港

Record China    2008年6月19日(木) 16時40分

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14日、香港の葵涌コンテナターミナルで米国から来たコンテナ船にパソコンなどの電子ゴミ(有害廃棄物)が大量に積まれているのが、グリーンピース・チャイナによって発見された。中国本土に運ばれる予定だった。写真は「電子ゴミ」が発見されたコンテナ。

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2008年6月14日、香港の葵涌コンテナターミナルで米国から来たコンテナ船にパソコンなどの電子ゴミ(有害廃棄物)が大量に積まれているのが、グリーンピース・チャイナによって発見された。香港経由で中国本土に運ばれる予定だったという。18日付で中国青年報が伝えた。

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グリーンピース・チャイナによると14日、9人のボランティア職員が同ターミナルに停泊中のコンテナ船YMSuccess号から、有害な電子ゴミが大量に積まれたコンテナを発見した。グリーンピース・チャイナは過去数か月にわたって、米西海岸から香港経由で中国に運ばれる電子ゴミの追跡調査をして来たという。中国でも、有害廃棄物の国境を越えた移動を規制する「バーゼル条約」や国内の法律に基づいて、これら電子ゴミの輸入は禁じられている。

今回摘発を受けたコンテナの最終目的地は、中国本土の広東省だった。広東省には村人の90%が電子ゴミ関連の仕事に従事する「電子ゴミの街」があり、土壌汚染など深刻な環境被害をもたらしている。グリーンピース・チャイナは「中国本土に運ばれる電子ゴミのほとんどは、香港を中継地点としていることがわかった」と指摘した。(翻訳・編集/NN)

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