アオコ大発生の淡水湖、巨額環境予算の支出進まず―雲南省大理市

Record China    2008年6月19日(木) 14時21分

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18日、雲南網は雲南省大理市の淡水湖でアオコ大発生のリスクが高まっている。220億円を投じる計画が立てられたものの、実際に投入されたのは15億円にとどまり、汚水処理などの対策は進んでいない。写真は淡水湖・[シ耳]海。

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2008年6月18日、雲南網は雲南省大理市の淡水湖・[シ耳]海でアオコ大発生のリスクが高まっていると報じた。

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昨年、[シ耳]海の水質は国家基準3級を記録、4か月間は2級を記録し、かつてアオコが大発生した時と比べ大きな改善を見せた。しかし市環境保護局によると、対策はまだ途上にあり、高温、小雨、水量減などの要因が重なればアオコの大発生の可能性は高いという。

汚染原因としては、[シ耳]海付近は汚水処理場が整備されておらず、未処理の工業廃水、生活排水が直接湖に流れ込んでいることが挙げられる。また湖に流れ出す川は汚染がひどく、ほとんどが最悪の水質。そのため[シ耳]海も富栄養化が進行している。

早急な対策が必要だが、資金不足から遅々として進んでいないのが現状だ。2006年からの第11期5か年計画では14億7000万元(約221億円)を[シ耳]海の環境保護に投入することが決まっていたが、2007年までに実際に投入されたのは1億元(15億円)。計画の7%にとどまっている。(翻訳・編集/KT)

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