「死傷者少ないのはなぜ?」地方政府、日本の岩手・宮城内陸地震に注目―中国

Record China    2008年6月17日(火) 6時5分

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6月16日、中国甘粛省人民政府は今月14日に発生した日本の岩手・宮城内陸地震について、マグニチュードが大きいにもかかわらず死傷者の数が少ない点に注目していると発表。写真は甘粛省康県の被災地。

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2008年6月16日、中国甘粛省委常務委員で副省長の馮建身(フォン・ジエンシェン)氏は国務院新聞弁公室での記者会見の席上、甘粛省委と甘粛省人民政府は今月14日に日本で発生した岩手・宮城内陸地震についてマグニチュードの大きさに比べて死傷者の数が少ない点を重視。関連部門に研究を進めるよう要請したと発表した。「中国新聞網」が報じた。

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記者会見では、「今回の日本の地震はマグニチュード7.2だったが震源地の深さは10km程度と浅く、その激しさは四川大地震と大差ないと思われる。にもかかわらず、被害がこれほど小さく、死亡者は2ケタで、水や電気、通信などのライフラインも確保されているのはなぜか?それは日本の災害意識が高いからか、それとも地震予報が機能したからか、あるいは基礎的な設備がしっかりしているからか?日本と同じように地震多発地域の甘粛省は、職員を日本に派遣してその経験を学ぶ計画はあるのか?」との厳しい質問が飛んだ。

これに対しフォン副省長は「死傷者の数はさまざまな要因で増減するが、地震予報の正確さと建築物の耐震基準、対策本部の即時設置という3点について、我が国は国際的水準から遅れをとっている」と認め、今後は地震予測と地震発生後の対策機能の充実を図っていくと答えた。(翻訳・編集/本郷)

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