<四川大地震>雨季入りで7万人が避難、市街は移転再建か―アバ・チベット族チャン族自治州

Record China    2008年6月16日(月) 18時38分

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16日、四川省アバ・チベット族チャン族自治州のぶん川県で新たな地質災害の影響により、全県7万人の住民が15日から避難を開始している。現地は雨期に入っていることから山肌がもろくなっているという。写真は四川省ぶん川県の被災地。

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2008年6月16日、京華時報によれば、四川省アバ・チベット族チャン族自治州の[シ文]川(ぶんせん)県で新たな地質災害の影響により、15日から全県7万人の緊急避難が開始されている。現地は雨期に入ったことで、地震により脆くなった地盤がさらに崩れやすくなっており、市街地全体が危険にさらされているという。

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住宅・都市建設部の震災対策計画専門家グループに所属する清華大学の専門家は、[シ文]川県市街地はすでに人の住む環境にはないと報告で指摘。報告によれば、県市街地を元の場所に再建するには面積や環境などのほか、安全面にも問題があるため、別の場所に再建するべきだとされている。この報告は省政府にすでに送達されており、自治州政府も省に対し、同県市街地の移転を考慮している旨を報告しているという。

県全体の人口は約8万人で、そのうち3万人以上が市街地に住んでいるが、雨期に入ったことで、再び“陸の孤島”と化してしまう可能性が高いとして、県政府はまず5万人近い住民を安全な場所に緊急避難させる計画だという。(翻訳・編集/岡田)

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