世界第2の臓器移植大国に成長―中国

Record China    2008年6月16日(月) 13時59分

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14日、中国はすでにアメリカに次ぐ臓器移植大国に成長し、患者の生存率も世界先端レベルにあるという。写真は南京市の肝臓病専門医院。

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2008年6月14日、上海市で第3回中国移植運動会、第2回臓器提供記念日の式典が開催された。席上、中国衛生部の黄潔夫(ホアン・ジエフー)部長は同国はすでにアメリカに次ぐ臓器移植大国に成長し、患者の生存率も世界先端レベルにあることをアピールした。文匯報が伝えた。

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黄部長によると、中国の臓器移植手術数は累計8万5000件に達し、アメリカに次ぐ第二の臓器移植大国へと成長を遂げた。ただし「一部の移植センターのレベルは世界先端レベルに達しているものの、全体的なレベルで見ればまだまだ遅れている」のが現状だという。

中国肝臓移植登録システム(CLTR)は初めて肝臓移植患者の一年生存率を発表した。現在の一年生存率は80.6%と1990年代の40%前後から飛躍的な向上を見せ、すでに先進国レベルに達している。この背景にあるのが2005年のCLTRの設立。これまで1万2000人の肝臓移植患者の情報を収集し、術後の経過観察をサポートしている。

以前は手術後に患者と連絡が取れなくなるケースが35.3%に達したが、現在では同システムの情報を元に各移植センターの医師が移植患者のサポートを続けており、問題があればただちに患者を病院に収容できる体制が構築されている。今後さらに加盟病院数を増やすとともに、心臓、肺、腎臓などのすべての臓器移植についての登録システムが構築される見通しだ。(翻訳・編集/KT)

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