Record China 2008年6月2日(月) 17時30分
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6月1日、北京市の児童の肥満率は20%を超えて全国1位となった。5人に1人が肥満児という肥満率は先進諸国を上回り、中国の未来を担う子供たちの健康状態に大きな影を落としている。写真は北京の子ども。
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2008年6月1日、北京市で開かれた「中国関心下一代(次世代)委員会」は05年に行われた「全国学生体質および健康調査」の結果を報告。31の省市自治区の6歳から22歳までの児童、生徒、学生を対象に行われた大規模な調査の結果、中国の子供たちの身長、体重、胸囲などの体格は著しく発達しているが、持久力や瞬発力などの体力面では下降線をたどっていることが明らかになった。地元紙の「北京晩報」が伝えた。
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学生の肥満率は毎年上昇。05年の都市部に住む7歳から22歳までの肥満検出率は男子学生で11.39%、女子学生で5.1%となっており、特に北京市の学生の肥満率は男女平均で21.7%と驚異的な高さに。この数字はカナダやオーストラリア、欧州諸国を上回り、男子小学生の肥満率だけを見ると、1990年代の米国の白人児童に匹敵する勢いだ。
また、学生の近視率も大幅に上昇しており、近視の小学生は31.67%で00年より8.5ポイント増加。中学生で58.07%、高校生で76.02%、大学生で82.68%と、00年よりいずれも増加している。同時に肺活量や50m走、1000m走、立ち幅跳び、上体起こし等の体力測定では全項目で05年の結果が00年よりも下降したことが判明。肥満と近視と体力不足は中国の将来を担う子供たちの成長に大きな影を落とすと警鐘を鳴らしている。(翻訳・編集/本郷)
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