Record China 2008年6月1日(日) 18時50分
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6月1日、四川大地震の被災地に防疫学専門家を送り届けた軍用輸送ヘリコプター1機が、31日午後に現地を飛び立った後に消息を絶った。写真は四川省眉山市近くの観音飛行場。被災地へ向かうヘリコプターの多くがここから出発している。
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2008年6月1日、中国中央電視台(CCTV)は四川大地震報道特別番組の中で、成都軍区抗震救災部隊の軍用輸送ヘリコプター1機が任務の途中で消息を絶ったと報じた。「中国新聞網」がこれを伝えた。
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消息がわからなくなっているのは大型の米―171輸送ヘリ。現地で取材中のCCTV記者は特別番組の生中継中にこの事故を紹介。同機は他の1機とともに31日午後1時、成都鳳凰山空港を飛び立ち、第三軍医大学防疫専門家を被災地に送り届け、午後2時半に同空港へ戻る予定だった。事故にあったとされる同機には、機長を含む5人が乗り込んでいた。事故の連絡を受けて、軍と関係部門はただちに必死の捜索活動を開始したが、空からの捜索は困難を極め、同機の行方は依然として不明のまま。
無事に空港へ戻ったヘリの乗組員の話では、目的地から戻る途中に濃霧と乱気流に巻き込まれたとのこと。この日2機が飛んだコースは高い山と山の間にある狭い隙間を通る非常に危険なコースで、強烈な気流の乱れが生じやすい地形だと同記者は説明している。
なお、同日午前の新華社の報道では、同機には乗組員4人と被災者10人の計14人が搭乗していたと伝えられている。(翻訳・編集/本郷)
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