<四川大地震>消毒用漂白剤の爆発、連続3日発生、100人以上の兵士が呼吸困難に―綿陽市

Record China    2008年6月1日(日) 7時21分

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5月31日、四川大地震の被災地、綿陽市北川チャン族自治県擂鼓村では消毒用の漂白剤が爆発、有毒ガスを吸った兵士らが呼吸困難に。同村では28日と29日にも同様の事故が発生している。写真は21日、封鎖が決まった北川チャン族自治県から出る防化部隊。

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2008年5月31日、四川大地震の被災地である綿陽市北川チャン族自治県擂鼓村で、30日午後3時35分ごろ、消毒用の漂白剤が雨に濡れて化学反応を起こし、爆発。塩素ガスを吸い込んだ兵士ら100人以上が呼吸困難や吐き気などを訴え、野戦病院に搬送され手当てを受けた。広東省の「広州日報」とそのサイト「大洋網」が伝えた。

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擂鼓村では28日と29日にも漂白剤が爆発する同様の事故が発生しており、今回で3度目。28日夜の事故では、現地救災指揮部物資保管所にあった漂白剤が突然の大雨で濡れ、塩素ガスが発生。運搬作業員数人に頭痛や目の痛み、セキなどの症状が出た。29日には午前8時頃に漂白剤を保管していた小屋から大量の煙が発生。兵士2000人が避難したが、61人が塩素中毒症状を起こし、うち21人が入院する事態となった。

29日の事故を受けて、衛生防疫部門は漂白剤の保管場所を移すよう指示。だが少なくとも数十tあった消毒剤のうち、1t近くが手つかずの状態でこの日の事故につながったもよう。(翻訳・編集/本郷)

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