Record China 2008年5月30日(金) 15時25分
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30日、四川大地震被災地への救援物資輸送を目的とした自衛隊機の派遣が見送られた。中国のネット上では圧倒的に「派遣反対」の意見が多いが、ネット特有の過激なトーンの声は少なかった。写真は成都で活動する日本の医療救援チーム。
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2008年5月30日、四川大地震被災地への救援物資輸送を目的とした自衛隊機の派遣は、日本側の自主的申し出により、見送られることとなった。日本メディアの報道によると、中国側外交筋が、この件に対する日本での報道過熱に鑑み、派遣に難色を示したと見られる。
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中国内で大きな反響を呼んだ今回の報道について、人民日報電子版などニュースサイトには、ユーザーから様々なコメントが寄せられた。その大半は、以下のような「派遣拒否」の意見だった。
・「民意を反映し、自衛隊派遣を拒否した政府を支持する」
・「日本の支援は歓迎だが、自衛隊派遣となると、中国人にとっては心理的に受け入れがたい」
・「“自衛隊”と名のつく以上、彼らは自国を離れるべきではない。国際貢献は民間機関を通して行うべきだ。日本は技術的先進国家だから、(自衛隊を国外に派遣するような)愚かなことはすべきでないだろう。」
・「日本は中国に対し、史実を認めたうえで戦後の賠償を行う義務がある。それが実現していない今、自衛隊に中国の地を踏む権利はない。救援物資などいらない、中国人は今こそ気骨を持つべきだ」
・「この機に乗じて日本は何をしようとしているのか、目的は明らかだ」
反対意見は多いものの、先日の日本救援隊による活動の印象もあってか、自衛隊派遣を批判する声にも、ネット特有の過激なトーンのものは少なかった。また、以下のような「派遣容認」の意見も散見された。
・「自衛隊に援助を求めれば、被災地復興支援はもっと進んだだろう」
・「かつて中国の一部を侵略したロシアの軍用機支援は受け入れたのに、自衛隊はダメだという論理はおかしい。中国人は(日本が中国を侵略したという)部分的史実だけは忘れないでいるのだろうか?」(翻訳・編集/愛玉)
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