<四川大地震>決壊リスク高まるせき止め湖、15万人が避難へ―綿陽市

Record China    2008年5月30日(金) 9時41分

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29日、中国水利部地震対策災害救援指揮部は四川省北川チャン族自治県にある「唐家山せき止め湖」について、すでに6万8900人が避難したと発表した。写真は唐家山せき止め湖。

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2008年5月29日、中国水利部地震対策災害救援指揮部の程殿龍(チョン・ディエンロン)報道官は四川省北川チャン族自治県にある「唐家山せき止め湖」についての記者会見を開催、すでに6万8900人が避難したと発表した。中国新聞社が伝えた。

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29日朝、唐家山せき止め湖の水位は62.58メートルにまで上昇、前日から1.47メートル水位が上昇している。その水量は1億6100万立方メートルと前日から800万立方メートル増加している。

現在、兵士ら630人が土砂の除去作業に従事、これまでに5万7500立方メートルの土砂を除去している。しかし29日早朝より現地には大雨が降り、作業は困難を極めている。

せき止め湖が決壊すれば、綿陽市の3分の1が影響を受けると見られる。現在6万8900人がすでに避難し、なお9万人が避難準備を進めている。

四川大地震の影響で被災地には34のせき止め湖が誕生した。うち6か所はすでに危険はないという。唐家山せき止め湖が最高級の危険度となっているほか、肖家橋など5か所のせき止め湖も決壊の危険があるという。(翻訳・編集/KT)

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