<四川大地震>「ボランティアは反政府活動じゃない」、中国当局を批判―香港紙

Record China    2008年5月29日(木) 6時31分

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26日、香港紙は、四川大地震における当局のボランティアに対する扱いを批判する記事を掲載。写真は27日、北京のボランティア第1陣が被災地から帰郷。同じ飛行機に、青川市から避難して来た小学生も同乗していた。

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2008年5月26日、香港「太陽報」は、四川大地震における当局のボランティアに対する扱いを批判する記事を掲載した。ボランティアが「天災を利用して反政府活動を起こす」ことを警戒した当局が、善意を上手く活かせなかったと指摘している。

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記事では、各自の専門を活かして活躍するボランティアは「現場ではなくてはならない存在」だとし、「救援物資の横流しなど不正の多くは、ボランティアが告発した」と強調した。また、ボランティアは仕事もきちんと割り振りされず「それぞれが独自に活動する」状態だったことを指摘、当局の受け入れ体制を批判した。

さらに、「真のボランティア精神に目覚めた国民に、気付くのが遅い」と批判。「ストレスのたまった被災者を扇動し、反政府活動を起こすのではないかとビクビクしている」と国民の善意を真っ直ぐ受け止めなかった姿勢を指摘、「今回の震災に対する政府の対応は中国共産党の『執政の合法性』を強めたが、執政技術や能力は、まだ向上の余地がある」と締めくくった。(翻訳・編集/NN)

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