大地震、95%の確率で地球の裏側に余震―米研究報告

Record China    2008年5月28日(水) 6時23分

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26日、大規模地震が発生すると、地球の反対側にある場所でも地震が起きることを、アメリカのある専門家が発見したという。その確率は95%だという。写真は四川省青川県の被災地。

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2008年5月26日、新華網によれば、四川大地震クラスの大規模地震が発生すると、地球の反対側にある場所でも地震が起きることを、アメリカのある専門家が発見したという。その確率は95%だという。

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アメリカのある地質学者の研究で、1990年から現在まで、震度7クラス以上の地震15回のうち12回で、発生した表面波(SurfaceWave)により遠く離れた場所でも小規模な地震が発生している。この研究報告はイギリスの学術誌「ネイチャー」に掲載された。

2004年12月、インドネシアで発生したスマトラ大地震の際にも、アメリカのアラスカ州とカリフォルニア州、エクアドルにおいても地震が引き起こされた。こうして遠く離れた場所で引き起こされる地震は、通常は小規模なものだが、より激しい地震が発生する恐れもあるという。過去25年間で、震度7以上の地震によって、それ以上に激しい地震が引き起こされた例が8回報告されているという。

地震により発生する震動は実体波と表面波に分けられるが、実体波の影響は半径100km〜200km程度の範囲で次第に減衰するものの、表面波は地表を伝わり、遠く離れた場所に至っても減衰が少ない。この分野の研究が進めば、今回の四川大地震のように大規模な地震による影響がかなりの精度で予測できるようになるかもしれないという。(翻訳・編集/岡田)

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