<四川大地震>学校の手抜き工事問題、市政府が調査を開始―四川省綿竹市

Record China    2008年5月25日(日) 9時53分

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23日、四川省綿竹市政府は倒壊した小学校に調査グループを派遣、「おから工程(おからのようにもろい手抜き工事の意)」の調査に着手した。写真は四川省綿陽市。地震湖決壊の恐れがあるため住民は避難し空っぽとなっている。

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2008年5月23日、四川省綿竹市政府は倒壊した小学校に調査グループを派遣、「おから工程(おからのようにもろい手抜き工事の意)」の調査に着手した。南方都市報が伝えた。

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「子どもたちは天災で死んだんじゃない。人災で殺されたんだ」とある保護者は吐き捨てるように言った。保護者の前には廃虚と化した綿竹市五福鎮富新二小学校の校舎があった。その下には127人もの子どもたちが眠っているという。廃虚の隣には地震でもほとんど被害を受けていない平屋建ての職員室があった。

倒壊した校舎は1989年に完成したが、96年には手抜き工事のため危険建築に指定された。しかし地震が発生するまで使われ続けていたという。倒壊した現場を見ると、校舎はまるで積み木のように完全に倒壊している。壊れた壁からは鉄筋がのぞいていたが、人の小指ほどの太さしかない。

保護者らは市政府に問題を訴え続けてきたが、23日に綿竹市政府は同校に調査グループを派遣、問題の調査を開始した。統計によると四川省全体では学校生徒、教師の死者はこれまで明らかになっているものだけでも6500人を超え、全体の1割以上という高い比率を占めている。(翻訳・編集/KT)

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