<四川大地震>9日間、洞窟内でトカゲや草を食み…生存の女性を救出―什ほう市

Record China    2008年5月23日(金) 14時21分

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21日午後、四川省什ほう市で、大地震で被災した後、山間の洞窟内でまる9日間生き伸びていた女性を、上海特別警察の海事専用ヘリが救出した。トカゲや草を食べ、なんとか飢えをしのいだという。

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2008年5月21日午後2時30分、四川省什●市(●=「方」におおざと)紅白鎮で、四川省大地震で被災した後、山間の洞窟内でまる9日間生き伸びていた女性を、上海特別警察の海事専用ヘリが救出した。東方衛視の報道。

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救出された崔昌恵(ツイ・チャンフイ)さんは、38歳の成都電力巴蜀発電所の職員。救出された時には全身を骨折しており、ヘリから降ろされタンカに載せられて、鎮内の武漢総医院医療隊のもとへ搬送された。被災当初、瓦礫の下敷きになった崔さんは全身を負傷し、身動きの取れない状態になっていたが、同僚らがかろうじて彼女を安全な洞窟内に引き入れた。当初は数人の同僚が彼女に付き添って救助を待っていたが、飢えに耐えかねて次々と去っていった。最終的には彼女の父親が助けを求めて医療隊を尋ね、ヘリが出動することとなった。

救出を待っている9日間、崔さんは草やトカゲを食べ、自身の尿を飲むことで生きながらえてきたという。検査の結果、右上腕骨、腰椎、肋骨数本など全身に骨折が見られたが、命に別条はない。神経外科専門家の秦尚振(チン・シャンジェン)教授によると、「救出を信じ、再び家族に会えることを強く望んだ彼女の前向きな意志が、彼女を9日間も生き延びさせたのだろう」という。(翻訳・編集/愛玉)

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