「旅先での食」に関する意識、日本人と韓国人ではココが違う!―旅行者アンケート

BRIDGE    2017年10月20日(金) 8時20分

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Airbnbがこのほど各国の旅行者を対象に行った調査で、日本人と韓国人の「旅先での食」に関する意識の違いをよく示す結果が出た。イメージ写真。

旅の目的は人それぞれ、また旅先によってもさまざま変わるだろうが、韓国で近年流行している旅スタイルの一つが「グルメツアー」だ。日本と同じように韓国でも、地方の名店が口コミサイトやブログを通じて知られるようになり、「そこでしか食べられない」ものを求めて遠出する人も増えている。テレビの旅やグルメ情報番組で紹介された飲食店に行列ができるのも、日本同様だ。

しかし世界で民泊のシェアサービスを展開するAirbnbがこのほど各国の旅行者を対象に行った調査で、日本人と韓国人の「旅先での食」に関する意識の違いをよく示す結果が出た。

調査は「アジア太平洋地域における旅行に関する意識調査」と題し、日本・韓国・中国・オーストラリアシンガポール・タイ・インドの計6979人(18歳以上)を対象にアンケート形式で行われたもの。まず「現地で食べられるローカルフードが旅先の決定に影響する」と答えた人が全体の76%に上り、グルメを目的とした旅が各国で一定程度広まっていることがうかがえる。

一方、「旅行においてローカルフードが最も重要な要素」と答えた人の割合は、韓国は7カ国の中で最も低い58%、最も高いのはシンガポール(81%)だった。そして韓国や日本のほか、中国・オーストラリア・インド・シンガポールでは、18-24歳の若い世代がローカルフードへのチャレンジを重視していることも分かった。

結果のうち日本人と韓国人の意識の差が大きく表れたのが、「宿など旅先での料理」について。回答者の約半数(46%)が、宿にはキッチンがないことが多く「料理をする気が起きない」としているが、旅先で動きにくいファミリー旅行の場合は、46%が「宿で食事を作って食べることが多い」と回答した。この「旅行中も料理をしたい」とした人を国別にみると、日本は最も割合が低く23%だったのに対し、韓国は最も高く66%に達した。韓国のほか、タイ(64%)、中国(47%)、インド(46%)も比較的割合が高かった。

Airbnbはこの結果を受け、アジア4カ国の有名シェフとのコラボレーションにより「旅行者が旅先で簡単に作れるローカルフード」のレシピを提案している。日本代表は料理家のコウ・ケンテツさんで、「鎌倉野菜の味噌(みそ)ビーフシチュー」「しらすのひと口ポテトコロッケ」などのメニューが紹介されている。(提供/Bridge・編集/Minami)

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