<四川大地震>聖火ランナー「やらせ募金」騒ぎ、TV局の編集ミスで平謝り―中国

Record China    2008年5月17日(土) 2時55分

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13日のニュース番組の中で、四川大地震の募金活動に寄付するふりをしただけの3人の聖火ランナーの様子が放送された。実際にはTV局の編集ミスによるもので、「偽善」でも「やらせ」でもないという。写真は福建省龍岩市の聖火リレー。

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2008年5月13日に放送された中国中央テレビ(CCTV)の国民的ニュース番組「新聞聯播」の中で、聖火リレーの際に行われた四川大地震に関する義援金の募金活動の様子が取り上げられた。ところがこのニュースの中で、寄付をするふりをしただけで実際にお金を投入しなかった3人の聖火ランナーが映っており、放送後、多くの視聴者から問合せや批判があり、ネット上でも大きな話題になった。しかし、実際には地元TV局とCCTVの編集ミスによるもので、「偽善」でも「やらせ」でもないという。16日の「新華網」が伝えた。

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四川大地震の発生後、福建省龍岩市で行われた聖火リレーの際に、聖火ランナーから自主的に義援金の募金活動の提案があり、問題になった3人のランナーもその場で募金に応じ、実際に金銭を募金箱に投入した。募金活動の終了後、カメラを持った市民などの要請で3人のランナーが募金箱の前でポーズを取って記念撮影を行い、地元TV局のカメラマンもこの様子を一部始終録画、そのまま聖火リレーの撮影を続けたという。その後、何の連絡や指示もないまま聖火リレーと募金活動シーンの編集が行われ、責任者のチェックを待たずにこのシーンが地元TV局からCCTVへ送信されてしまった。

一方、送信を受けたCCTVでもすでに「新聞聯播」放送の時間が迫っていた上に、四川大地震の報道に注力していたため、その他のニュースの詳細部分をチェックする余裕がなく、結果的に「記念撮影」が「義援金の募金」の場面として放送されたという。

これに関しCCTVでは、多くの視聴者やネットユーザーだけでなく、誤解を受けた3人の聖火ランナーに対してもお詫びを表明している。(翻訳・編集/HA)

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