Record China 2008年5月18日(日) 7時3分
拡大
5月16日、台湾の地質学者は四川省大地震について、休眠中だった「龍門山断層」が復活したためと説明。今回の地震で地殻は9m隆起、ヒマラヤ山脈も数m高くなっていると述べているが。写真は地震発生後のぶん川県映秀鎮。
(1 / 2 枚)
2008年5月16日、「中国新聞網」は台湾の「聨合報」からの転電として、四川省大地震発生に関する台湾の地質学者の説明を紹介。
【その他の写真】
台湾中央大学地球科学系の王乾盈(ワン・チエンイン)教授は、12日に四川省[シ文]川(ぶんせん)県で発生した大地震について、長年沈黙していた「龍門山断層」が突然復活して地殻変動を起こしたためだと説明。四川省には「龍門山断層」のほかに「鮮水河断層」があり、過去100年以上にわたって数多く発生した地震のほとんどが鮮水河断層の変動によるものであり、多くの専門家が龍門山断層はその活動を止めたものと見ていた。
今回の地震は発生源である[シ文]川県から北北東にある廣元市まで、長さ240km、幅30kmにわたって毎秒3kmの速さで龍門山断層に大きなズレが走ったものと思われる。「龍門山断層がこのように大きく変動するのは数千年に1度」だと話す王教授は、「今回の地震でこの一帯の地殻は9m隆起しており、ヒマラヤ山脈も少なくとも数mは高くなっている」と語った。(翻訳・編集/本郷)
この記事のコメントを見る
Record China
2008/5/16
ピックアップ
we`re
RecordChina
お問い合わせ
Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら
業務提携
Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら
この記事のコメントを見る