<四川大地震>57時間ぶり救出の少女、死亡=クラッシュ症候群で―中国

Record China    2008年5月16日(金) 15時11分

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16日、四川省北川チャン族自治県で地震から57時間後に救出された10歳の少女が、およそ10分後に亡くなった。写真は15日正午頃の四川省北川チャン族自治県。

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2008年5月16日、四川省北川チャン族自治県で地震から57時間後に救出された10歳の少女が、およそ10分後に亡くなるというニュースが紹介された。少女の両足はこの間ずっと瓦礫に圧迫されていたといい、クラッシュ症候群の発症による死亡だと見られている。東方ネットが伝えた。

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この少女は、北川チャン族自治県曲山小学校4年生の範泉[シ艶](ファン・チュエンイエン)ちゃん(10歳)。地震発生時は、3階建て校舎1階の教室にいた。この小学校では児童約500人のうち、およそ半分しか逃げられなかったという。

記事によると、少女は、救出された直後は「お腹が空いて泥でもいいから食べたかった」と話すなどしていたが、綿陽市人民医院に搬送される頃にはすでに心肺停止状態に陥っていた。慌てた医師が人工呼吸を施したが、その甲斐もなく、少女の死亡が確認されたという。

クラッシュ症候群は、日本でも阪神・淡路大震災で広く知られるようになった。救出前の輸液や投薬でかなり防げるといわれている。(翻訳・編集/NN)

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