2008年5月15日、15日付香港・経済通によると、中国石油最大手の中国石油天然気集団公司（ペトロチャイナ、CNPC）で四川省での販売会社の責任者、温明友氏はこのほど、12日に四川省を震源とする大地震が発生したことを受け、「同省での石油製品の供給を全力で確保する」と述べた。同省の石油製品市場は震災後の混乱により、品薄の状態になっているという。

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中国石油天然気集団は震災発生後、ただちに緊急体制を整え、5月に計画していた販売量のほかに、陝西省咸陽市にある施設から石油製品2万トンの特別供給を決めた。1日当たり1300トンが同省に輸送される計算となる。沿海部、華北地域からも数万トンが数日中に同省へと送られる見通しという。また、国家備蓄から4．5万トンが投入されることも決まった。

温氏によると、被災地では石油タンクが破損しており、利用できない状態のため、小型の石油タンクローリー50台を配置して、供給に当たっている。（翻訳・編集/KS）