古くなっても世界で人気の日本の車、保存状態が良い理由は何か―中国コラム

Record China    2017年9月6日(水) 9時30分

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中国のポータルサイト・新浪は8月31日、日本で保存状態が良い自動車が多い理由について分析したコラムを掲載した。写真は新宿。

中国のポータルサイト・新浪は8月31日、日本で保存状態が良い自動車が多い理由について分析したコラムを掲載した。

多くの国の人は日本に行った際、自動車の状態の良さに驚く。車種やサイズの違いにかかわらず清潔な自動車が多く、新車ばかりが走っていると錯覚するほど。その原因を「日本では車は数年で乗り換えるから」と考える人もいるが、日本自動車工業会が発表した2016年の車種別平均使用年数で普通乗用車は12年以上と、多くの人が予想する「10年以下」よりも長いことが分かる。

ではなぜ日本の自動車は保存状態が良いのか、主に三つの原因が考えられる。まずは変態的ともいえる車検の細かさだ。日本人にとって車検の費用は大きな負担だが、その大きな出費により車が良い状態で維持されている。次に、使用頻度も大きく関係している。日本のサラリーマンは一般的にバスや電車を使って通勤することが多く、車を使う機会が少ないため車も長持ちしている。さらに、日本は環境が良いため車が汚れることが少ない。同じ車だとしても、中国ならあっというまに汚れてしまうだろう。

こうした数々の要因で日本の車は保存状態が非常に良いため、実際は13年以上使用しても全く問題ないが、13年経過した自動車の重量税が上がるために手放す人が多い。日本の中古車市場では10年以上の自動車は値がつかないことも多く廃車にされるが、保存状態が良い日本の中古車は他国では非常に人気が高い。こうして日本の中古車は世界で活躍し続けているのだ。(翻訳・編集/内山)

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