人民網日本語版 2017年9月1日(金) 20時20分
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第3回中国(国際)商業宇宙ハイエンドフォーラムの会期中、中国航天科技集団公司の孫為鋼チーフエンジニアは、「宇宙事業はすでに、人類に貢献し世界の経済成長を促進する新段階へとその歩みを進めている」と話した。
第3回中国(国際)商業宇宙ハイエンドフォーラムの会期中、中国航天科技集団公司の孫為鋼チーフエンジニアは、「宇宙事業はすでに、国防に貢献し宇宙を探査するといった従来の段階から、人類に貢献し世界の経済成長を促進する新段階へとその歩みを進めている」と話した。科技日報が伝えた。
この10年間で、世界のGDPが約30%成長している。一方で宇宙経済規模は2007年の2280億ドルから2016年の3300億ドル以上と、約50%も成長している。孫氏は、「世界経済発展に伴い、社会の富が蓄積され、金さえあれば何でもできるようになっている。また科学技術の普及により宇宙事業のハードルが下がっている上、人類の宇宙探査の欲求、強国と経済発展促進への願望から、宇宙事業に投入される資金が増えている。宇宙事業の世界経済成長への寄与度も高まっている」と述べた。
中国国内では、中国航天科技集団公司などの宇宙事業の「国家代表」のほか、衛星の製造と運行、ロケットの開発などに進出する科学研究院・研究所及び民間企業が増えている。孫氏は民間技術と宇宙事業の融合を、「+宇宙事業」と呼び、「これには主に技術の宇宙事業への拡張、宇宙事業への製品供給、宇宙事業への設備製造などが含まれる。例えば宇宙育種、リモートセンシング衛星は、育種技術とイメージング技術の宇宙事業への拡張の結果だ」との見方を示した。
孫氏は、商業宇宙事業への進出意向を持つ企業は、自社の強みを立脚点として、「+宇宙事業」の発想により発展できると提案し、「チップ開発を得意とする企業ならば、技術を北斗衛星測位システムの地上受信に応用し、市場に地上レシーバーを提供するといったような例が典型的な『+宇宙』の例といえるだろう」とした。(編集YF)
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