Record China 2008年5月15日(木) 15時41分
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4月末、武漢で発生したタリウム中毒事件により、1人が死亡、2人が重体となっている。原因は未だに判明していない。写真は入院中の施さんの姉と甥。
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2008年5月13日、新華社によると、同年4月末、武漢市新洲区で2家族、5人が同時にめずらしいタリウム中毒を発症した。病院は5人に解毒薬を投与したが、患者の1人が死亡、2人が重体となっている。中毒の原因はまだ判明していないという。
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タリウム中毒を発症した2家族の女性は姉妹で、妹の施春香(シー・チュンシャン)さんの話では、27日、夫とともに姉の家で食事をした後、まもなく全身が痛み始め、翌28日、姉夫婦、甥とともに病院で診察を受けたが、原因を突き止めることはできなかった。
5月6日、国土資源部武漢鉱物資源監督検査センターは、施さんらに対し検査を行ったところ、尿中のタリウム含有量が通常の1200倍に達し、深刻なタリウム中毒であることが分かった。病院は解毒薬を投与したが、5月11日夜、施さんの姉の夫、張文華(ジャン・ウェンホア)さんが死亡、姉と姪は昏睡状態が続き重体である。施さん夫婦の病状は比較的安定している。
施さんは「以前、姉の夫が仕事上の意見の相違から、ある人との間に大きな確執を生じたことがある」と話し、何者かにタリウムを投与されたことを疑っている。タリウムは自然界では極まれにみる金属元素で、その中毒性は水銀につぐ強さであるという。(翻訳・編集/山口)
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