テロ警戒強化、夜間パトロール開始―北京

Record China    2008年5月12日(月) 20時39分

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11日、オリンピックを目前に控え、各地でテロに対する警戒強化が行われている。北京では、警官など700人以上を動員して夜間見回りが実施された。上海では地下鉄駅で荷物検査が行われている。写真は上海地下鉄2号線中山路駅。

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2008年5月11日、明報によれば、オリンピックを目前に控え、各地でテロに対する警戒強化が行われている。北京市警察当局は警察官、パトカー、警察犬を動員し、大規模な夜間見回りを実施。メインスタジアム“鳥の巣”などオリンピック関連施設付近の地下鉄では、液体の持ち込みが禁止となった。

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北京市の朝陽区で9日、同地区の人民警察、武装警察、交通警察、警備員など700人以上が夜9時から明け方にかけて夜間見回りを実施。151か所で取り調べ所が設けられ、22頭の警察犬も動員された。不審な人物や車両に対して身分証明書の提示を求め、証明書がない場合には身元が判明するまで取り調べが行われる。北京市公安当局によれば、今回朝陽区で行われた見回りは試験的なもので、今後、8月8日のオリンピック開幕まで全市で行われることになるという。

他の都市でも警戒が強化されている。上海では10日、市内161か所の地下鉄の駅で荷物検査が行われた。青島では、5月から9月までの間、北京や天津、上海など大都市へ向かう列車の乗車券を購入する際に身分証明書の提示が必要になった。広東省では生物兵器や爆弾、機関銃によるテロが発生した際の対応マニュアルが記されたパンフレットが配られたという。(翻訳・編集/岡田)

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