Record China 2008年5月12日(月) 7時1分
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9日、三峡総公司は三峡ダムが大きな省エネ効果を上げていると発表。累計発電量が2230億キロワットに達し、全体の省エネ効果は石炭9000万トン分に匹敵、二酸化炭素排出量を2億トンも削減した計算になると言う。写真は三峡ダム。
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2008年5月9日、三峡総公司は三峡ダムプロジェクトの累計発電量が2230億キロワットに達したと発表した。さらにダム貯水後に船舶の航行コストが低減した効果も含めると、その省エネ効果は石炭9000万トン分(火力発電所で発電する場合に必要な石炭量。以下も同じ)に匹敵、二酸化炭素排出量を2億トンも削減した計算になると言う。新華社が伝えた。
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世界最大のダムである三峡ダムは2003年6月より貯水が開始された。現在、70万キロワット級発電機22台が設置されている。現在までの累計発電量を火力発電所でまかなった場合、石炭8400万トン分が必要になる。また、同公司は38キロ下流にある葛州ダムと協力し、効率を引き上げる方法を検討している。07年、両ダムの発電量は合計で771億キロワットを超え、石炭2900万トン分の省エネとなった。今後さらなる効率アップが見込まれるという。
水力発電ばかりではなく船舶の航行コストが下がった恩恵も見逃すことはできない。船舶の航行コストは4分の1となった。この省エネ効果は累計で石炭28万トン分に相当する。また、通航能力が以前の6倍にまで高まったため、貯水前の貨物輸送量は最大で年1800万トンであったのに対し、04年から07年の輸送量は累計1億2600万トンと大幅に増加した。道路輸送と比べ石炭410万トン分もの省エネ効果があがっている。(翻訳・編集/KT)
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