2008年5月2日、広東省広州市の中学生が主催するインターネット掲示板で、「教師に対する不満ランキング」が発表され、物議を醸している。信息時報が伝えた。

【その他の写真】

掲示板には1090人の中学生が参加し、「教師に対する不満トップ10」が発表された。それによると、1位は「みんなの前で怒鳴られる」、2位は「携帯やMP3を取り上げられる」、3位は「授業中の『内職』が見つかると、教科書を放り投げられる」。4位以下は、「授業が長い」「宿題が多い」「親に言いつけると脅す」「えこひいきする」などが挙がっている。

これに対し教師側は、「昔と違って学生の自己主張が強くなり、教師に対する尊敬や理解の気持ちが減った」と嘆く。広州市109中学のベテラン教師は、「最近の学生は、何か問題があるとすぐ人のせいにして、自分を省みようとしない」と非難した。

だが、広州市青少年心理相談ホットラインの専門家は、「学生がネット上で心の不満を吐き出すのは、悪いことではない」と肯定的な意見だ。「新しい時代の教師と学生の交流スタイル」として、教師も掲示板に参加し意見交換をするべきだと推奨している。（翻訳・編集/NN）